お店づくりへ向けて

ゆにわ荘の1階をお店にしようと動き出しました。

自分のお店を持ちたいと強い気持ちがあったものの

自己資金が十分にあるわけでもなく、準備不足での思い切った引っ越しでした。

 

まずは、吹田市の商工会議所へ融資申請の相談へ行きました。

融資申請をするためには、創業計画書を作成する必要があり、

お店を経営していくための内容をしっかりと固めて、

この内容ならお金を貸していいよと国からOKをもらわなければいけません。

 

商工会議所の担当になってくださった方は、私たちに丁寧にアドバイスをしてくださりました。

何度も足を運んで計画書を作成しましたが、損益計画など、

経営する上で一番重要な数字の部分がなかなか納得いくものに作成できずにいました。

 

そんな中で、お世話になっている方に工務店の方を紹介していただき、

融資も借りれるように協力していただけること、お店の内装もすべてサポートして下さると心強いお話を頂きました。

自分たちで何度も何度も立てた計画書がなかなか通らず、落ち込んでいたところだったので、

お力を借りる方向で話を進めていました。

 

でも、なぜか自分の中で、これでいいのかな?

多額の融資を借りることに不安になったり

工務店の方にお店を完璧に仕上げてもらうことを望んでいたのか

何度も何度も自分の気持ちに問いかけ悩みました。

たくさん考え、やっぱり私が思い描いていた方向ではないと判断し、

せっかく良いお話を頂いたのですが、全てリセットしてもらうようにお願いしました。

 

自分でお店を持ちたいと決めたのだから、自分のできることは全力を出したい。

一つひとつ問題をクリアしていきたいと思いました。

そして、お店の内装に関しては、協力するよと声をかけて下さっていた方のお力を借りて

できる限り手づくりでお店を作っていきたいと思ったのです。

 

もう1度、1からのスタート。

時間の期限も作らず、自分たちのペースでお店づくりをしていこうと

開き直っていたとき、店舗デザインなど建築のお仕事をされている奥田さんにお話をする機会がありました。

自分たちのお店の創業計画書を見ていただき、お店への想いも聞いて下さりました。

その後、お店作りの提案や、具体的なデザインなど一緒に考えて下さり、

奥田さんにデザインやお店づくりをお願いすることにしました。

 

 

自分たちでは難しい水回りなどは、業者の方にお願いをし、

それ以外は奥田さんをはじめ、私たちの友人に力を借りて作っていく方向へと進めていくことになりました。

 

あきらめていた融資の申請も、もう一度計画書作成に力を入れ

自分たちが可能な範囲に金額を下げ申し込みをしました。

納得のいく創業計画書を作成することができ、金融公庫の面談も無事クリア!

女性起業枠で融資を借りることができました。

 

自分たちの納得のいく方法でやっと1歩進み出すことができました。